子どもたちはみんな、活躍したい
スタッフの以前の職場だった社会人トレーニングの現場の話です。
参加者の多くはなるべく目立たないように、発言せず、ときに頷いたり真剣にメモを取ったりすることで、「参加しています」オーラを全開にしながらも、「誰か発言したい人はいませんか」というファシリテーターの呼びかけにはシーン、となるケースが本当に多いです。
明日、ボランティアプログラムでデイサービスに行きます。参加者は15名。
最初の挨拶、最後の挨拶、途中でクイズを読む係、などいくつかの役割を用意したのですが、予想以上に全員が、「やりたいやりたい」と挙手。結局、ひとつの役割を数人でやる、ということで落ち着きましたが、子どもたちの積極性には驚きました。
一体全体どこのタイミングから、日本人は、この積極性を失ってしまうんだろう?思春期が来て、なんとなく恥ずかしいから、という理由でおとなしくなってしまう事があるのはわかります。
でも、思春期は一時期で終わるから思春期。
この積極性が、大学を卒業し、新入社員で企業に入社するころには、まあ影も形もなくなってしまうのは本当に残念です。
齋藤孝先生曰く、「言葉でなんでもかんでも言うことは、品がない」というのが、日本人の持つ文化の根っこなのだそうです。言霊信仰もあり、日本人はおとなになったら自分の考えを言葉にするべきではない、ということがあるのだそうですが、それはそれ。(バッサリ😁)グローバル化が進んでいく昨今、言霊信仰を言い訳に縮こまっていては生き抜いていけません。
私たちは、子どもたちのこの積極性をどんどん伸ばし、決して否定せず、それぞれの個性を受け入れて尊重する、プレゼンやディベートなどの自己発信を練習する場を作りたいと計画しています。
頑張ります。
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