心も体もふれあいヨガ <特養ヨガレポート>

ずっと何か忘れているなと思っていたら、4月に実施した寺ヨガと同じ日に、特別養護老人ホームにて行ったボランティア活動についてのブログを書いていませんでした💦

今回は、午後の寺ヨガの前に、お隣の特養でヨガの直子先生が考えてくれたプログラムを少人数で実施しました。 ボランティアをする際には、子どもたちが一度にたくさん伺ってもご迷惑にならないか、とても気を使います。 子どもたちを静かにさせようと思うと母たちもイライラし、結果、そのイライラが子どもに伝わり、いいプログラムができなくなると感じています。 プログラムは、通常施設のレクレーションの時間に行うことが多いのですが、その場に出てこれない方のことも考える必要ももちろんあります。今回は、施設長さんとのお打ち合わせの結果、子どもたち8人という小さなグループでお伺いしました。 施設が特養なので、対象の方々はみなさん要介護3以上。動かずに出来るリラックスヨガやタッチケアがいいねということで、ヨガの直子先生が内容を考えてくれました😊

 私たちが今までやったことのない、ペアになっての肩たたき、手のマッサージ。 「かわいい手だねえ」と子どもたちの手を愛おしそうに眺めるおばあちゃん。 「肩なんて、たたいてもらうこと、もうないよねえ。なんだか懐かしいねえ」と手を触りながら泣いていた目の前のおばあちゃんの姿に、子どもたちが驚いていました。


子どもたちも母たちも、おばあちゃんやおじいちゃんの肩をたたきながら、シワだらけの手をマッサージしながら、その人の生きてきた時間の長さに思いを馳せる時間。 終われば、やっぱりいつものように自分たちが癒やされていました ボランティアは、どちらか一方がやってあげる方で、もう一方がやってもらう方ではありません。 いつも、心にお土産をたっぷりもらって施設を後にします。 今回も、ありがとうございました。



★そうだ!ひとつ、とても嬉しかったことがありました。 大人数だと照れてふざけてしまうこともある4年生の男の子が、今回は最上級生。 終わるときに、ちゃんと挨拶したい、と思ったんでしょうね。 リーダーシップを発揮して、「はい、みんな並んで。ご挨拶しよう」と仕切ってくれました✨

 「今日は、楽しんでいただけましたか?僕たちは、またこちらの施設に来たいと思っています。それまで元気でいてください。」 最初のボランティアでは、恥ずかしくて、手元の台本を読みながら挨拶していた彼。 今回は、自分のことばで、しっかり顔をあげて、思いを伝えられました。おじいちゃんおばあちゃんたちにも、それはきっと伝わったと思います。


ボランティア活動や留学プログラムの中で、ときどき、子どもたちはこうした「カエル級ジャンプ」を見せてくれます。 毎日の歩みはゆっくりでも、ときどき寄り道したりしても、時々こうしたカエル級ジャンプを見せてもらうと、子どもってすごいなあと思ってしまいます。 親はただ、ジャンプする瞬間を待てばいいのかもしれませんね・・(が、実際はいろいろ手を出し口を出し。「待つ」ことは修行のようです💦) 対して大人の成長はカタツムリのよう。 あっという間にカエルに追い抜かれて、もうお小言の声も届かず、その背中を眩しく眺める日々が来るんでしょうね。 その日が来たら、たまにはジャンプしながら戻ってきて、皺だらけの手をマッサージしてくれる人に成長していますように。 寺ヨガの瑞岩寺さんにちなんで、合掌😊

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